悪徳業者が行う手抜き工事には、さまざまなバリエーションがあります。
このページでは主な手口をご説明いたします。悪徳業者に騙されないために、ぜひ参考にしていただければと思います。
●下地処理をしない業者もいる
下地処理とは、木部のささくれだった表面をなめらかにしたり、外壁のひび割れ補修をすることです。この処理をしないと、塗料の性能を最大限に発揮できません。
ただ、下地は塗料で隠れてしまうので、処理をしなくてもバレないのです。手間を惜しむ職人は、下地処理を省略してしまいます。
【屋根塗装の下処理】
●洗浄が適当業者もいる
塗装箇所には汚れやゴミ、コケなどが付着しています。そういったものが下地と塗料の間に挟まると、劣化が早まってしまいます。
洗浄をおざなりにやってもお客様には分からないので、適当に作業する職人がいます。
●乾燥時間を短縮する業者もいる
洗浄や塗装の乾燥時間を短くすれば、作業は早く終わります。
しかし、不十分な乾燥では塗料の乗りが悪くなり、劣化時期が早まってしまいます。
●1~2回しか塗らない業者もいる
塗料は1~2回塗っただけでは定着しません。
最低でも3回は塗らなければ、塗料本来の性能を発揮することができません。
【塗り重ね回数ごとの塗装の持ち】
●計量しない業者もいる
塗料液には、塗料メーカーによって指定された配合があります。
しかしきちんと計量せずに、目分量で配合する職人がたくさんいます。これでは塗料本来の性能を引き出せません。
【塗料には決められた配合があります】
●塗料を薄める業者もいる
水増しをすれば、少ない塗料で広い面積を塗れます。
しかも薄めれば粘りけが少なくなり、早く簡単に塗ることができます。
(※悪質な塗装業者の場合、雨水を入れてかさ増しすることがあります)
●薄く塗料を乗せる業者もいる
塗料を薄く塗ることで、使用する塗料の量を減らし、材料代を節約します。
●約束した塗料を使わない業者もいる
最高級の油性塗料と偽って、水性塗料を使います。
油性塗料は粘りけが強いので、塗装時間が長くなります。水性塗料なら時間を短縮できますし、原価を安くできるので、儲けが増えるのです。
【高い塗料も安い塗料も見た目はあまりかわらない】
悪徳業者に手抜きをされてしまうと、耐用年数が激減してしまいます
でも塗装した直後は外見が綺麗なので、お客様には見分けが付きません。
ツヤが無くなり、塗装がはがれ、高額の塗装代金をドブに捨てたと気がつくのは、塗装から半年以上も経ってからです。
ですからお客様には、塗装業者選びに慎重になっていただきたいのです。
下請けの職人は1現場ごとの契約がほとんどです。
1つの現場が早く終われば、その分だけ次の現場で稼げます。ですから、自分の食いぶちを稼ぐためなら「手抜きをしてでも早く終わらせよう」という風潮になってしまうのです。
でも根本の原因は、職人に仕事を依頼する業者が、多くの手数料を取ってしまうことです。
お金の流れのいちばん最後にいる職人まで、十分なお金が届かないのです。
かといって業者も手数料を減らすことはできません。
価格競争が厳しい上に、仲介業者に対価を払わなければなりませんし、自社の営業マンやたくさんのスタッフにお給料を払わなければいけません。
つまり業者も業者で、ある程度は手抜き工事を見逃してでも、賃金の安い下請け職人に依頼するしかないのです。
当店では仲介料が発生しないので、手抜きをする必要がありません
当店は下請けの職人に依頼を出しません。また、仲介業者から仕事をもらいませんし、営業マンも雇っていないので、仲介料が一切発生しないのです。
職人たちが安定した労働環境にいれば、手抜きを考える必要がありません。職人はひたすら良い塗装を追求することができます。
これが当社が、手抜きのない、質の高い塗装を行える秘密です。