当店は、少しでも塗装が長持ちするように、4回塗りを基本としております。
このページでは、実際の現場写真をもとに、塗装の工程をご説明いたします。
まず始めに、モルタル壁の塗装の流れを解説いたします。
>>サイディング壁の塗装工程ははこちら
■高圧洗浄
まず高圧をかけた水で洗浄します。
汚れやチリがついたまま塗装すると、劣化を早めてしまうためです。
洗浄したあとは、気温・湿度に応じて、乾燥時間をきっちりとります。
■1回目(下塗り1回目)
下地調整剤をたっぷり塗ります。
当店では、メーカー指定量よりやや多めに塗ることで、塗装に最適な状態に整えています
(※作業時間を短縮するために、洗浄と下地調整をほとんどしない業者もいるそうです。お気をつけください。)
■2回目(下塗り2回目)
ここまで対応する業者は少ないのですが、当店では、ひび割れを防ぐためにもう一度下塗りを行います。
弾力性を持つ「微弾性フィラー」を塗ることで、ヒビの発生そのものを防ぎます。
■3回目(上塗り1回目)
中塗りと呼ばれる工程です。
当店では通常、高級塗料であるシリコン系塗料を使用します。
■4回目(上塗り2回目)
最後の仕上げを行います。
こんなに汚れてガタガタだった壁が・・
こんなにキレイでツルツルになりました。
サイディング壁を塗装する流れをご説明します。
「タイル」と「目地(コーキング)」の塗り分けには繊細な技術が必要なので、職人の腕が試されます。
■足場とシートの設置
まず建物の周りに足場を組みます。さらに足場の上からシートで建物を囲います。
このあと大量の水で高圧洗浄を行うので、周辺に水が飛び散らないようにするためです。
■高圧洗浄
高圧をかけた水で、汚れやコケを洗い流します。
そのまま塗装すると、劣化が早まってしまいます。
■コーキング処理
コーキング(タイルのすきま部分)の処理を行います。
左の写真のように劣化が激しい場合には、増し打ちをかけます。
タイル部分までコーキングを塗らないように、あらかじめマスキングテープを貼ります。
■目地の増し打ち
プライマーと呼ばれる接着剤を下地に塗ったあと、コーキングの増し打ちをして、ベラで平らにならしていきます。
■乾燥
乾燥させてマスキングテープをはがせば、コーキングの処理は完了です。
■シーラーの塗布
外壁にシーラー(接着剤)を塗布して、塗料の密着を高めます。
左の写真は塗った直後なので、光が反射しています。
■塗装開始
まず、目地(コーキング)の色の塗料で、外壁全体を塗ります。
■ひび割れ防止
もう一度、同じ色で塗装することで、下地のひび割れを防ぎます。
■タイル部分の塗装
タイル部分に塗装していきます。
幅の小さなローラーを使い、目地を塗りつぶさないように、タイル一枚一枚ていねいに仕上げていきます。
最終チェックを行ったあと、刷毛(はけ)を使って、細かい修正を加えます。
塗装のはげたタイルと、
目地がひび割れだらけだった壁が・・・
職人の繊細な技術で、
こんなに綺麗になりました。