ごくたまに、ご自分で塗装をしたいという方から相談を受けます。このページでは、自力塗装のメリット&デメリットを解説いたします。
まず下の図をご覧ください。
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- 低コストでできる。(塗装代しか掛からない)
当然ですが、職人を雇わないので塗料代しか掛かりません。
塗装業者が提示する代金には、職人の人件費が大幅に含まれていますから、ご自分でやればかなりの節約になります。 - 塗っている時が楽しい
それが何であっても、自分の力だけで作り上げる作行為は楽しいものです。
もし塗装がお好きなら、塗っている最中はとても楽しい時間になるはずです。
- 長い塗装期間が掛かる
職人3人なら1週間の現場が、ご自分でやると最低でも1ヶ月は掛かるとお考えください。
塗装代が安くなった分、膨大な時間が必要になります。 - ムラができると劣化が早まる
塗りムラができれば、本来より早く劣化が始まってしまいます。
塗料の機能を最大限に引き出すには、均一に塗ることが大前提だからです。でも実は、これがなかなか難しい作業なのです。
職人でも最初の何年かは、均一に塗れずに苦労を重ねます。 - やり直しを頼むと高額になる
途中で塗装を中止した外壁を、あらためて業者に塗ってもらおうとすると、料金が高くなってしまいます。
なぜなら、お客様の塗装を一度はがさなければ新しい塗料を乗せられないからです。その分の手間賃が掛かかってしまうので、最初から塗装業者に頼んでいた場合に比べて、割高な塗装料金になります。 - 落下、怪我の危険がある
屋根や壁の高い部分の塗装では、常に落下の危険があります。ほとんどの方は脚立に乗って塗ろうとしますが、それでは足下が不安定になるので、十中八九うまくいきません。
現場慣れした職人でも、絶対に脚立ではやりません。
屋根の塗装はもちろんのこと、外壁の塗装には危険がつきまといます。
たとえば壁の高い部分を塗る際は、脚立に足を掛けながら塗装への集中も必要です。バランスを取るのが大変難しいのです。
実際、脚立から落ちて大怪我をしたという方を、何人か知っています。
どうしてもご自分で塗装したい方には、当店が基本的な準備をお手伝いいたします。
- 業務用の足場
業務用の足場を組むサービスです(価格は宅地面積によります)。
外壁の高い部分を塗る際、脚立よりは安全に塗装ができます。(でもやはり慣れが相当必要です) - 備品
塗装に必要なローラー・刷毛(はけ)・ビニールシートといった備品を揃えます(約8,000円)。 - 高圧洗浄
塗装前の高圧洗浄を請け負います(価格は塗装範囲によります)。
塗装前に徹底的に洗浄をしないと、塗料と壁の間にゴミが挟まることになるので、塗装がはがれる時期がかなり早まってしまいます。